黎明期[ れいめいき ]
昭和20年、海軍従軍を経て九州帝国大学病院に勤務していた横倉弘吉は終戦後、妻の故郷であり子ども達の疎開先であった高田村村長からの度重なる要請を受け、同年10月、3年間の約束で「高田村中央診療所」を開設。開設当時、医療物資が不足し、妻の着物を金品に替えるなど医療物資を買い求めた。昭和30年12月、結核の流行に伴い入院治療の必要性を感じ、「横倉医院」へと改称、6床のベッドを有する有床診療所となった。

昭和20年10月
- 高田村中央診療所を開設
-高田町(旧高田村)の要請により-
昭和30年12月
床数:6床
- 横倉医院に改称(有床診療所)
昭和31年11月
床数:19床
- 東病棟増築
草創期[ そうそうき ]
昭和32年、高田村近辺、大牟田市北部では結核が蔓延。ベッドが不足することを解消するため、呼吸器病棟を増床。昭和33年の増築を機に入院体制を構築するため基準看護・基準寝具制度を導入。栄養面のサポートを充実させるため基準給食制度も併せて導入。昭和38年4月、鉄筋2階建ての新病院が完成。同時期に救急告示病院の指定を受け救急車を配備。昭和41年、「横倉病院」より「ヨコクラ病院」へと改名となる。
昭和32年6月
床数:34床
- 横倉病院開設
-東病棟増築(呼吸器病棟)
(昭和33年高田村より高田町へ)

昭和33年12月
床数:68床
- 西病棟増築
(結核・呼吸器疾患への対応) - 基準看護、基準給食、基準寝具の
提供開始
昭和36年5月
床数:76床
- 東病棟増築 結核
昭和38年4月
床数:92床
- 本館鉄筋2階建増築
(一般16床・結核76床) - 救急告示病院-救急車設置 診療科目 : 放射線科、内科、外科、循環器科、整形外科、耳鼻科、産婦人科
昭和41年1月
床数:92床
- ヨコクラ病院に改称
- 診療科目増科:
理学診療科(リハビリテーション)

昭和44年11月
- 本館3階増築
診療科目廃止:産婦人科
成長期[ せいちょうき ]
昭和54年、「医療法人弘恵会」を設立。翌昭和55年には結核患者減少のため、結核病棟を廃止。昭和59年10月、自宅に帰れなくなった方たちが最期を迎えられるときまで笑顔で過ごされるようにと「社会福祉法人 光輪会」を設立し、特別養護老人ホーム「常照苑」を開設。昭和62年、脳神経外科を開設し、重症患者受け入れ病床を5床から11床へ増床。昭和63年、透析医療を開始。平成元年、人間ドック認定を受け生活習慣病予防に取り組む。
昭和54年4月
床数:112床
- 医療法人弘恵会 ヨコクラ病院設立
- 横倉弘吉 理事長兼院長就任
診療科目:放射線科、内科、外科、循環器科、整形外科、理学診療科 - 増床

昭和55年12月
- 結核病棟廃止
一般病床のみとなる

昭和56年12月
床数:157床
- 新棟増改築
(一般157床・重傷者看護承認5床)
昭和58年4月
- 横倉義武 診療部長就任

昭和59年10月
- 社会福祉法人光輪会設立
- 横倉弘吉 理事長就任
- 特別養護老人ホーム 「常照苑」開設

12月
- 運動療法施設基準承認
昭和60年12月
- 法人会 人間ドック 認定
昭和61年1月
- 診療科目増科 麻酔科、胃腸科、肛門科
10月
床数:192床
- 増床 一般病床
昭和62年3月
- 診療科目増科 脳神経外科

7月
床数:201床
- 増床 一般病床
昭和63年1月
- 透析医療開始
平成1年6月
- 日本病院会 人間ドック認定
8月
- 全日本病院会 人間ドック認定
確立期[ かくりつき ]
平成2年4月、医療機器を更新し、最新医療機器を導入。高度医療の提供を目指す傍ら「自宅で困っている人を助けたい」との思いから同年訪問看護活動を開始。平成5年7月、高齢者の生活と人権を擁護し、安心した生活の中で生きる意欲と歓びを積極的に支援するため、介護老人保健施設「アルテンハイム ヨコクラ」を開設。平成10年4月、介護保険制度に伴い「訪問看護ステーション すいせん」開設。平成14年3月、オーダリングシステム、平成16年3月、電子カルテシステムを導入。

平成2年4月
- 横倉義武 院長就任
平成3年4月
- 地域保健課増課
平成4年4月
- 更生医療指定 腎臓
平成5年7月
- 医療法人弘恵会 老人保健施設
アルテンハイム ヨコクラ開設
(100床 うち認知棟30床)

10月
- 作業療法(Ⅱ)承認
平成6年5月
床数:199床
- 許可病床数 201床より199床へ
平成8年11月
- 診療科目増科心療内科
平成9年4月
- 横倉義武 理事長兼院長
12月
- 横倉弘吉 老人保健施設 アルテン
ハイム ヨコクラ管理者就任 - 病院増築
玄関部分増築棟完成 - 院外処方箋発行開始

平成10年4月
- 訪問看護ステーション すいせん 開設
一般病床 139床 療養型病床 60床

平成11年3月
- 診療科目増科:心臓血管外科
9月
- 居宅介護支援事業所 ケアプラン
サービス すいせん 開設
平成12年3月
- 南病棟増築
1階 訪問看護ステーション
2階 一般病棟
3階 療養型病棟
4階 厨房
一般病床 142床
療養型病床 57床
平成13年5月
- 日本医療機能評価機構よりVer.3認定証を授与
平成14年3月
- オーダリングシステム導入
平成15年4月
- 柳川山門医師会看護高等専修学校の実習病院に指定
平成16年3月
- 電子カルテシステム導入

平成18年5月
- 日本医療機能評価機構よりVer.5認定証を授与
12月
- アルテンハイム ヨコクラ 通所リハビリ(デイケアセンター)増築

躍進期[ やくしんき ]
平成24年、福岡県の民間病院としてはじめてドクターカーを導入。同年7月、九州北部豪雨災害を経験。平成26年10月、新病院新築移転。新病院ではさらなる救命率向上のため最新医療機器の導入、屋上ヘリポートを設置。同時に大規模災害、多数傷病者発生事故等を想定し災害医療体制の強化を図る。同年、地域活性化への取り組みを開始。平成30年4月、医療法人から社会医療法人へ改称となる。

平成19年1月
- 政府管掌健康保険生活習慣病予防 健診実施医療機関に指定
5月
- 一般病棟入院基本料7:1取得
9月
- 一般病床 142床
療養型病床 27床
回復期リハビリテーション病棟 30床
平成20年7月
- 子育て応援宣言企業・事務所登録
平成21年4月
- 医薬品SPDシステム導入
平成22年3月
- MRI装置(1.5テスラ)更新
平成23年8月
- 日本医療機能評価機構より認定証Ver6.0を授与
平成24年4月
- ドクターカー導入
- 横倉義典 院長代行就任

平成26年10月
- 新病院移転
- 一般病棟100床
- 地域包括ケア病棟29床
- 療養病棟30床
- 回復期リハビリ病棟40床
- 在宅支援センター開設
- ドクターヘリ運航開始
- MRI装置(3テスラ)更新

平成27年12月
- 横倉義典 院長就任
平成28年4月
- 災害拠点病院指定
平成28年6月
- 日本医療機能評価機構より認定証 機能種別版評価項目3rdG:Ver.1.1を授与
平成30年4月
- 社会医療法人 弘恵会 ヨコクラ病院に改称